日本フランチャイズチェーン協会が発表した主要コンビニエンスストアの2月の売上高は、既存店ベースで前年同月比2.6%増と高い伸びだった。新型コロナウイルスの影響で、マスクなどの衛生用品やトイレットペーパーなどの紙製品の需要が増えた。
既存店売上高が前年実績を上回るのは、2カ月連続。キャッシュレス還元の効果が続いているほか、うるう年で営業日が1日多かったことも追い風となった。
商品部門別の売上高は、中食需要の増加で日配食品が3.6%増、冷凍食品などの売れ行きが良かった加工食品が3.8%増、非食品も3.6%増と好調だった。一方、チケット販売などのサービスは12.2%減と2ケタの落ち込みだった。
大手3社の既存店売上高は、セブン-イレブン・ジャパンが0.8%増で5ヵ月連続のプラス、ファミリーマートが0.9%減で3ヵ月連続のマイナス、ローソンが0.4%減で2ヵ月ぶりのマイナスだった。