日本フランチャイズチェーン協会が発表した主要コンビニエンスストアの10月の売上高は、既存店ベースで1.8%増となり、2ヵ月ぶりに前年実績を上回った。前年10月のたばこ増税後の買い控えの反動があったほか、消費増税に伴うキャッシュレス還元の効果で客単価が伸びた。
既存店の客数は2.2%減少したが、客単価が4.1%増と大きく伸びた。商品部門別では、たばこを中心とする非食品が5.8%増と全体を牽引。調理麺やデザートが好調だった日配食品は0.7%増、冷凍食品などの加工食品も1.0%増えた。チケット販売などのサービスは7.1%減だった。
大手3社の既存店売上高は、セブン-イレブン・ジャパンが3.4%増、ファミリーマートは0.9%増、ローソンは0.3%増でいずれも2ヵ月ぶりのプラスとなった。
■コンビニ大手3社の既存店売上高(2019年10月)
前年同月比(%)、▲はマイナス
前年同月比(%)、▲はマイナス
企業名 | 売上高 | 客数 | 客単価 |
セブン-イレブン・ジャパン | 3.4 | ▲2.2 | 5.7 |
ファミリーマート | 0.9 | ▲2.0 | 2.9 |
ローソン | 0.3 | ▲2.8 | 3.3 |