日本フランチャイズチェーン協会が発表した主要コンビニエンスストアの9月の売上高は、既存店ベースで1.1%減と2ヵ月ぶりのマイナスとなった。前年9月はたばこ増税前の駆け込み需要で既存店売上高が3.5%増と大きく伸びていたことから、その反動が出た。全店ベースの売上高も0.2%減と2ヵ月ぶりに前年実績を割り込んだ。
既存店の客数は0.6%伸びたが、客単価が1.6%落ち込んだ。商品部門別では、たばこを中心とする非食品が6.2%減と全体の足を引っ張った。全国的に平均気温が高かったことから冷やし麺や飲料、アイスクリームなどが好調で、日配食品は0.2%増、加工食品は2.2%増となった。チケットなどのサービスも6.3%のプラスだった。
大手3社の既存店売上高は、セブン-イレブン・ジャパンが1.5%減、ファミリーマートは1.9%減、ローソンは1.2%減でいずれも2ヵ月ぶりのマイナスとなった。
コンビニ大手3社の既存店売上高(2019年9月)
前年同月比(%)、▲はマイナス
企業名 | 売上高 | 客数 | 客単価 |
---|---|---|---|
セブン-イレブン・ジャパン | ▲1.5 | 0.6 | ▲2.1 |
ファミリーマート | ▲1.9 | 0 | ▲1.9 |
ローソン | ▲1.2 | 0.8 | ▲2.0 |