日本フランチャイズチェーン協会が発表した主要コンビニエンスストアの8月の売上高は、既存店ベースで0.8%増と3ヵ月ぶりのプラスとなった。月前半は全国的に気温が高かったことから飲料やアイスクリームなどの販売が好調だった。月後半は台風の影響で食品のまとめ買い需要が増え、客単価が伸びた。
既存店ベースの客数は2.5%減と6ヵ月連続のマイナスだったが、客単価は3.3%増え、10ヵ月連続のプラスとなった。前月は6年5ヵ月ぶりのマイナスだった全店ベースの売上高も1.9%増とプラスに転じた。
部門別の既存店売上高は、アイスクリームや飲料を含む加工食品が前年の猛暑の反動もあって3.0%減となったものの、弁当・総菜などの日配食品は0.04%の微増、たばこなどの非食品が4.2%増、チケットなどのサービスも7.3%増となった。
大手3社の既存店売上高は、セブン-イレブン・ジャパンが0.1%増で3ヵ月ぶりのプラス、ファミリーマートは0.9%増で2ヵ月ぶりのプラス、ローソンは横ばいだった。
コンビニ大手3社の既存店売上高(2019年8月)
前年同月比(%)、▲はマイナス
企業名 | 売上高 | 客数 | 客単価 |
---|---|---|---|
セブン-イレブン・ジャパン | 0.1 | ▲2.8 | 3 |
ファミリーマート | 0.9 | ▲2.1 | 3 |
ローソン | 0 | ▲3.1 | 3.2 |