アマゾン「プライムデー」に商機、米小売各社がセールで対抗
[ニューヨーク 15日 ロイター] – 米小売各社は「ブラックフライデー」と並んで、アマゾン・ドット・コムのセール「プライムデー」期間中に主要な商機があるとみて、熱い視線を送っている。
アマゾンのプライムデーは15─16日の2日間に拡大して行われている。ディスカウント大手ターゲットが同一期間中にセールを実施すると公表、ウォルマートが14─17日にプロモーション、電子商取引大手のイーベイも15日に「クラッシュセール」を行うと明らかにしている。
イーベイの広報担当者は「このセール期間の認知度が高まり続けており、価格や在庫面で当社の競争的優位性を示す好機と受け止めている」と話す。
広告会社、クリテオの分析・データサイエンス部門責任者は、アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が無料の販売促進機会を提供、業界他社が生かそうとしていると指摘する。
ロイヤルティプラットフォーム会社の幹部は「7月のクリスマス」と語り、プライムデーに他社で最良価格を探すと答えた消費者が5割程度いるという調査結果を示した。「消費者は確かに買い物モードなのだが、アマゾンに100%忠実というわけでもない」と指摘した。