日本フランチャイズチェーン協会が発表した主要コンビニエンスストアの4月の売上高は、既存店ベースで前年同月比1.3%増となり、6カ月連続で前年実績を上回った。来店客数が1.6%減と2カ月連続のマイナスとなったものの、客単価が3.0%増えた。
4月は月前半の気温が低く、温かい麺類や中華まんなどがよく売れた。行楽需要を受け、おにぎりや調理パンなどの中食商品も好調だった。
商品部門別の既存店売上高は、弁当・総菜などの日配が0.7%増、たばこなどの非食品が3.5%増、チケット販売が好調だったサービスは7.2%増だった。菓子・飲料などの加工食品は1.4%減と苦戦した。
大手3社の既存店売上高は、セブン-イレブン・ジャパンが0.2%増、ファミリーマートは1.8%増でいずれも6ヵ月連続のプラス、ローソンは1.5%増で7ヵ月ぶりにプラスに転じた。
■コンビニ大手3社の既存店売上高(2019年4月)
企業名 | 売上高 | 客数 | 客単価 |
---|---|---|---|
セブン-イレブン・ジャパン | 0.2 | ▲2.5 | 2.8 |
ファミリーマート | 1.8 | ▲0.5 | 2.3 |
ローソン | 1.5 | ▲1.4 | 3.0 |
前年同月比(%)、▲はマイナス