神戸地裁、関西スーパーの異議申し立て認めず、経営統合は延期

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関西スーパーとH2Oのロゴ
神戸地裁は11月26日、関西スーパーの異議申し立てを認めず、仮処分決定を維持した。写真はエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングと関西スーパーマーケットのロゴマーク。大阪市北区で8月撮影(2021年 時事通信)

 関西スーパーマーケットとエイチ・ツー・オーリテイリング傘下の食品スーパー2社の株式交換を差し止める仮処分決定について関西スーパーが異議を申し立てていた件で、神戸地裁は11月26日、異議申し立てを認めず、仮処分決定を維持した。

 関西スーパーは「当社の主張が認められなかったことは誠に遺憾」とし、大阪高等裁判所に抗告する予定。また、12月1日を予定していた株式交換を15日に延期すると発表した。

 関西スーパーとイズミヤ、阪急オアシスは、株式交換方式による経営統合を予定しているが、関西スーパーの第3位株主であるオーケー(横浜市)が株式交換差し止めの仮処分を申し立て、地裁は仮処分決定の判断を下した。

 オーケーは申し立てが認められた場合、関西スーパーに再度TOB(株式公開買い付け)による買収を提案する方針を明らかにしており、今後の動きが注目される。

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