オーケー、関西スーパーに公開質問状、詳細な事業計画など求める

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オーケーのロゴ
9月28日、関西スーパーマーケットの子会社化を目指す首都圏地盤のディスカウントスーパー、オーケー(横浜市)は、関西スーパーがエイチ・ツー・オー リテイリングによる統合提案が「最善の選択」とする見解を公表したことを受け、追加の情報開示を求める質問状を送付したと発表した。写真あ「オーケー」のロゴマーク。横浜市で21日撮影(2021年 時事通信)

 首都圏を地盤にディスカウント型スーパーを展開するオーケー(横浜市)は9月28日、買収を提案している関西スーパーマーケットに対して質問状を送付し、これを公開した。

 関西スーパーは24日、オーケーからの買収提案に応じるよりも、エイチツーオー(H2O)リテイリング傘下の食品スーパーであるイズミヤ、阪急オアシスと経営統合したほうが、企業価値や株主価値の観点から望ましいとする見解を公表している。

 これに対してオーケーは質問状の中で、第三者機関が算定した統合後の理論株価は、関西スーパー、イズミヤ、阪急オアシスの3社が作成した事業計画に基づくものであるため、事業計画を開示するよう要求している。

 また、統合後の事業計画ではイズミヤと阪急オアシスが大幅な増益となることを前提としていると推察されることから、その根拠について説明を求めている。

 さらに、第三者機関が算定した理論株価はオーケーの提案による公開買付価格2250円を上回るものとなっているが、関西スーパーとして将来のどの時点でこうした株価水準に達すると見込んでいるのかを問いただしている。

 これらに加えて、経営統合後はH2Oが株式の58%を所有したまま関西スーパーが上場を維持する「親子上場」となり、オーケーを含む関西スーパーの少数株主が不利益を被る可能性があることを問題視している。

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