ヤオコーから約400mの至近にオープン! 「オーケー立川若葉町店」の戦い方とは
容器は基本的に3種類のみ!?
「高品質・低価格」のための工夫
では、各部門ではどのような売場づくりを行っているのか。なかでも至近の競合店であるヤオコーが強みとする総菜部門について取材した。すると、ここでもヤオコーを意識して売場づくりや品揃えを変えることはしていなかった。総菜・寿司部部長の田中邦明氏は「さまざま工夫によって実現している、オーケーの高品質ながら低価格な商品で、お客さまの支持を獲得していきたい」と話す。
高品質・低価格を実現するべく行っている具体的な試みの例をあげると、まず、資材の統一化によるコストカットがある。たとえば総菜の容器については、全体の8割ほどの商品は、使用する容器を全3種類で揃えている。そうすることで1つの容器を大量に仕入れてコスト削減を図っている。
また1つの素材を複数商品に活用している点も特徴だ。
具体的には「国産ジャンボチキンカツ」や「国産チキンカツタルタル丼」のカツに使用している鶏肉を、「バンバンジーサラダ」のトッピングのチキンにも活用する。1つの素材を大量仕入れすることによって低価格を実現する工夫だ。
田中氏は「鶏肉ならさまざまな部位をできる限り余さないように、細やかな商品構成、設計を行えているのもオーケーの強み」と説明する。