店舗経営者がコロナ禍のピンチを乗り越えるために必要な環境とマインドセットとは
こんにちは、成田直人です。一都三県で緊急事態宣言が3月21日まで再延長になり、明けたと思えば全国的に感染者数は右肩上がりの状況です。「正直しんどい…もう無理かもしれない…」と思った店舗経営者は数えきれないほどいるでしょう。今回は、そんな店舗経営者が諦めないために必要な環境についてお話しします。
「今できること」を探し続ける
私はこれまで、店舗コンサルタントとして14年間250社以上の企業のサポートをしてきました。その規模は、年商5000万円の中小企業から大企業までさまざまです。もちろん、元クライアントのなかにはコロナ禍で苦境に陥っているところもあります。
この厳しい状況下で、生き残る店舗と残念ながら潰れてしまう店舗の違いはいったいどこにあるのでしょうか。生き残るために必要なことは極めてシンプルです。それは、「今できることは何か」という問いをやめないことです。
私の会社には、不採算店舗の再生案件の仕事依頼がたくさんきます。そういった依頼をする店舗経営者は事業を諦めかけており、「もう無理かもしれません…」と愚痴をこぼす方も少なくありません。
店舗経営者の思考が企業の業績に影響する
しかし、「もう無理」と言ってしまうと、本当に「無理」になってしまいます。店舗経営者の思考が会社の業績や現況を決めるのです。私のクライアントの中には、成長を続けている企業も当然ながらいます。それはなぜか。「今できること」を探してやりきっているからです。
たしかに、時短営業の要請などによって、コロナ前に比べたらできることが減ったのは事実です。営業できる時間が短くなったことで顧客の来店機会が奪われました。
ですが、営業時間がゼロになったわけではありません。こうした状況でもできることを探し続けて価値の高い取り組みを続けることが重要です。「いやいや、うちは休業してるぞ!」というところもありますよね。しかし、休業中でもできることはあります。新たな顧客との接点の機会を、オンラインや宅配、テイクアウトなどで創出することは可能です。