新春トップインタビュー①ライフ岩崎高治社長がコロナ禍の経営戦略と成長図を語る
来期予算は実力相応の範囲に
来期予算について1つ言えることは、今期の経常利益250億円という見込みは外部要因によるものであり、自分たちの実力ではないということだ。そこを勘違いしたような経営計画を立てるべきではない。少なくとも、売上予算は今期実績を下回ることになる。
出店政策については、コロナ禍で人口動態や生活様式が変化したこともあり、オフィス街や駅前立地の店舗はとくに夕夜間が苦戦している一方、郊外立地の店舗は好調だ。だからといって郊外にシフトしていくわけではなく、一つひとつの物件を精査しながら出店を判断していく考えだ。また、いわゆる都市型小型店については、大阪で「Miniel(ミニエル)」という業態を実験しているが、成果はまだまだというところだ。小型店を積極的に出していく段階にはない。(談・文責編集部)