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ココカラファイン、フタツカHDを買収、兵庫中心に70店舗を展開

ココカラファイン外観
ココカラファインは11月12日、兵庫県を中心に調剤薬局、ドラッグストアを展開するフタツカホールディングス(HD)の全株式を取得した。

 ココカラファインは11月12日、兵庫県を中心に調剤薬局、ドラッグストアを展開するフタツカホールディングス(HD)の全株式を取得した。フタツカHDは関西で70店舗を運営、介護事業や保育事業も営んでいる。取得額は非公表。

 フタツカHDの2020年3月期の売上高は前期比3.3%増の119億円、営業利益は10.1%減の8億円だった。ココカラファインはフタツカHDの連結効果を、21年3月期の業績見通しに織り込んでいる。

 ココカラファインの21年3月期の業績見通しは、売上高が前期比5.5%減の3816億円、営業利益が6.5%増の142億円、純利益が22.6%減の64億円となっている。新型コロナウイルス感染拡大の影響で都市型店舗での来店客数が減少しているほか、インバウンド客の急減で化粧品などの販売が落ち込んでいる。昨年9月の消費増税前の駆け込み需要の反動減も響く。

 21年3月期上半期(20年4〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比7.8%減の1918億円、営業利益は19.9%減の54億円、純利益は77.6%減の11億円だった。既存店売上高は7.4%減と苦戦した。

 ココカラファインは、21年10月にマツモトキヨシHDとの経営統合を予定している。