テイクアウト利用比率4割をめざす! サイゼリヤ「ミラノ風ドリア」に 特化した新業態の狙い
昼のピーク時にも商品を30秒ほどで提供
客席数は約30席。1人当たり滞在時間は約15分を見込む。
来店客は入店後、カウンターで注文し隣の窓口で商品を受け取る。ほとんどのメニューがテイクアウト可能だ。
顧客回転率とテイクアウト利用比率を高めるために工夫した点の1つが、「ミラノ風ドリア」を短時間で提供可能にすることだ。加熱条件を変更するとともに、熱伝導の具合や厚みが最適な専用のアルミ容器を使用することで、「サイゼリヤ」では約6分かかる調理時間を約4分に短縮させた。
コンベクションオープンで1度に18個焼成可能で、昼のピーク時には来店客がオーダー後30秒ほどで商品を受け取れる体制をめざすという。こうした工夫によりテイクアウト利用比率については全体の4割ほどまで高めたい考えだ。