セコマ(札幌市)は7月20日、不織布マスクの製造を始めると発表した。北海道石狩市にマスクの製造工場を設置、設備開発・保守を手がけるグループ会社の北石エンジニアリングが8月下旬から製造を開始する予定だ。
マスクには、王子ネピアが国内で製造した不織布を使う。また、耳にかけるひもや鼻の形状に合わせて変形するノーズフィッターなどの部材も国内メーカーから供給を受ける。販売開始時期は未定だが、グループ従業員がテスト使用した後、コンビニエンスストアの「セイコーマート」などグループ店舗で販売する。
工場開設には経済産業省の補助金を活用する。製造能力は月産100万枚。北海道から、法人税などが減税される「地域経済牽引事業計画」の承認を受けている。
セコマは、道内で1078店舗、茨城・埼玉両県で92店舗のセイコーマートを展開している。