サマンサタバサ、コナカの連結子会社に 出資比率は59%に
紳士服専門店のコナカは、服飾雑貨ブランド「サマンサ タバサ」を展開するサマンサタバサジャパンリミテッド(東京都港区)を子会社化すると発表した。コナカは2019年9月にサマンサタバサと資本業務提携し、持分法適用関連会社としているが、子会社化によって同社の財務基盤を安定させるとともに、業績の向上を図る。
コナカの子会社で東海地方を中心に靴やバッグなどの服飾雑貨販売を手がけるフィットハウス(岐阜県可児市)とサマンサタバサを7月1日をめどに合併させる。合併によりフィットハウスは消滅し、コナカのサマンサタバサへの出資比率は議決権ベースで31.29%から59.09%に高まる。
経営再建中のサマンサタバサは1日に発表した20年2月期決算でも赤字が続き、連結業績は売上高が前期比15.1%減の235億円、営業損益が11億円の赤字(前期は6億円の黒字)、純損益は23億円の赤字(同13億円の赤字)だった。継続企業の前提に関する注記がついている。
※内容追加しました(5月4日11時30分)