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この1年の新店でもっとも業界に影響を与えた店は?速報!ストアオブザイヤー2020

店舗部門は「サミットストア テラスモール松戸店」、
商業集積部門は「渋谷PARCO」に栄冠!

 流通情報出版社ダイヤモンド・リテイルメディア(東京都/石川純一社長)は、流通情報専門誌「DIAMOND Chain Store(ダイヤモンド・チェーンストア)」において毎年恒例の企画「STORE OF THE YEAR(ストアオブザイヤー)」を実施している。

 同企画は、直近1年間で開業・リニューアルし、これからの業界の店舗開発に影響を与えるような斬新なコンセプトを持つ店舗、商業集積を、業界関係者の投票をもとにランキングして発表するものだ。ついに決定した2020年の受賞店舗を発表する。

店舗部門5位
「コンフォートマーケット中延店」

「コンフォートマーケット中延店」(東京都品川区)

 セブン&アイ・ホールディングス(東京都/井阪隆一社長:以下、セブン&アイ)が食品スーパーの新業態開発に向けてオープンした実験店。「新しい発想で消費者ニーズに対応する」という理由から、新たに100%子会社のフォーキャスト (東京都/有坂順一社長) を設立して店舗開発に当たり業界の耳目を集めた。

投票者の声
「独自のセルフレジの開発や、商品の店頭受け取りサービスの実施などさまざまな実験的施策に挑戦している」
「未来の新しい業態開発に本腰を入れて取り組んでいる」

店舗部門4位
「ビッグ・ エー足立扇店」

「ビッグ・ エー足立扇店」(東京都足立区)

 小型ディスカウントストアを運営するビッグ・ エー(東京都/三浦弘社長) が改装によりオープンした実験店。同社はドイツ発のハードディスカウントストアのアルディ(Aldi)やリドル (Lidl) の品揃え、ローコストオペレーション施策を長年研究し、自社の店づくりに取り入れ ており、同店でこれまで蓄積したノウハウを結集させている。

投票者の声
「アルディやリドルを彷彿とさせる、快適で洗練された買物空間を提供している」
「食品だけでなく、小型家電も低価格で販売するという取り組みが斬新」

店舗部門3位 
「杏林堂ドラッグストア小松店」

「杏林堂ドラッグストア小松店」(静岡県浜松市)

 近年、ドラッグストアの品揃えにインストアベーカリーや調剤薬局を加えた大型フォーマットの出店を進める杏林堂薬局(静岡県/青田英行社長)が、同社のお膝元である浜松市内に出店した店舗。ベーカリーの導入はないものの、生鮮3部門を直営で展開し、調剤薬局も併設する。ドラッグストアが同企画で3位入賞を果たすのは初の快挙。

投票者の声
「ドラッグストアながら生鮮3部門の運営ノウハウが高い」
「食品と調剤薬局も加えることで高い集客力を発揮している」

店舗部門2位「ライフ桜新町店」

「ライフ桜新町店」(東京都世田谷区)

 ライフコーポレーション(大阪府/岩崎高治社長)が、首都圏だけでなく、近畿圏を含めた“東西の旗艦店”と位置づける店舗。東京23区内に売場面積3590㎡という大型店を開業し、他社を圧倒する品揃えや買物空間を提供し実力を見せつけた。1位とは僅差で、惜しくも2位となっている。

投票者の声
「東京23区の最新店にふさわしい洗練された店づくり、圧倒的な品揃えが素晴らしい」
「直営カフェでは、100席以上を用意しファミリーで快適に過ごせる空間構築ができている」

店舗部門1位 
「サミットストア テラスモール松戸店」

「サミットストア テラスモール松戸店」(千葉県松戸市)
 サミット(東京都)が、2016年に就任した竹野浩樹社長のもと進めてきた「新しい店づくり」の集大成と位置付ける店舗。部門横断型の売場や商品づくり、欧州のマルシェのような空間演出が高く評価されたほか、竹野社長のもとわずか数年で店を大きく進化させ、業界をリードする立場に立った同社の躍進を賞賛する声が多くあがった。近年、上位に選出されながらもわずかの差で涙を飲んできた同社だったが、満を持してナンバーワン店舗に輝いた。
投票者の声
「売場での季節感の演出にデジタルサイネージを活用している」
「欧州のマルシェのような洗練された空間構築に成功している」
「部門横断型で開発する商品のクオリティが非常に高い」

店舗部門6位以降


6位    「MEGAドン・キホーテUNY稲沢東店」
               (パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)
7位    「マックスバリュ森孝東店」(マックスバリュ東海)
8位    「マックスバリュ若松店」(マックスバリュ北海道)
9位    「阪急オアシス福島ふくまる通り57店」
10位  「マックスバリュ宝殿店」(マックスバリュ西日本)
11位   「メガセンタートライアル新宮店」(トライアルホールディングス)
12位  「オーケー住吉店」
13位  「ロピア平井島忠ホームズ店」
14位  「マルエツ江戸川橋店」
15位  「まいばすけっと要町駅西店」
16位 「成城石井ゲートシティ大崎店」
17位 「フレスコプチ寝屋川店」(ハートフレンド)
18位 「スーパーベルクス草加谷塚」
19位 「無印良品銀座」
20位 「ヤオコー久喜菖蒲店」

商業集積1位「渋谷パルコ」

「渋谷PARCO(パルコ)」(東京都渋谷区)

 パルコ(東京都/牧山浩三社長)が1973年に開業した、渋谷の街を代表する商業施設の1つ。約3年の期間を経て2019年11月にグランドオープンを果たした。「世界へ発信する唯一無二の“次世代型商業施設”」を掲げ、国内外に向けて文化やトレンドを発信し、業態を越えた競争が激化するなかでも消費者に支持される、独自性の高い店づくりを追求している。

投票者の声
「デジタル技術を取り入れた施設開発に果敢に挑戦している」
「カテゴリーミックスされた売場編集で他社にはない買物体験を提供している」

商業集積2位以降

2位 「渋谷スクランブルスクエア」
3位 「グランベリーパーク」
4位 「イオン藤井寺ショッピングセンター」
5位  「三井ショッピングパークららぽーと沼津」

今回も沢山のご投票ありがとうございました。

STORE OF THE YEARとは?

 年間で最も注目を集めた店舗と商業施設を、読者と有識者からの投票により決定し、発表・表彰する読者参加型の企画。全国の店舗、商業施設のなかから業界関係者の評価により選ばれる賞として例年注目を集めている企画で、今回で33回目を迎えた。
●選考基準:2019年1月1日から12月31日まで開業・リニューアルし、これからの店舗開発に影響を与えるような斬新なコンセプトを持つ店舗と商業集積
●選出方法:本誌定期購読者、小売業関係者からFAX、インターネットで投票を受け付け(期間2020年1月15日から2月9日)、有識者、本誌編集部などの投票を合わせて総合順位を決定しました


詳細はダイヤモンド・チェーンストア誌2020年3月15日号で掲載
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