週刊コンビニエンスストアニュース ローソン、食品ロス削減プログラムを開始
ローソン(東京都)が、食品ロス削減プログラム「FOOD GOOD SMILE」を開始した。消費期限が近づき、黄色い値引きシールが貼られた商品の購入を促し、食品ロス削減につなげる“顧客とともに取り組む“施策だ。また、近年の物価高騰で負担が大きくなっている福祉施設を支援するため、値引きシール付きおにぎり1個の購入につき1円を寄付金として預かり、コメの購入費用に充てて寄付する取り組みも行う。ローソンはまた、AIを活用した次世代発注システム「AI.CO(エーアイコ)」を2024年7月に全国店舗へ導入完了。消費期限の短い商品の発注精度向上と値引き推奨を進め、対象商品にはAIが算出した値引き額を記載した黄色いシールを貼っている。(8月5日~11日までのニュースをまとめました。)

ローソン
「ニッポン全国!マチのハッピー大作戦」を7地域で展開
8月12日から、「ニッポン全国!マチのハッピー大作戦」と題して、各地のソウルフードとコラボした“ご当地からあげクン”やご当地食材を使用した商品を、北海道、東北、関東、東海・北陸、近畿、中国・四国、九州の7つの地域ごとに発売する。「ニッポン全国!マチのハッピー大作戦in九州」では、「からあげクン サンポー食品監修 焼豚ラーメン味」(268円、以下税込)のほか、地元名店の監修によるパスタやご当地ソウルフード、名産品を使用したパンやスイーツなど、計8品を発売する。以下の“ご当地からあげクン”も販売する(いずれも268円)。
- 北海道:「からあげクン らーめん信玄監修 コク味噌味」
- 東北:「ヤガイ監修 からあげクン おやつカルパス味」
- 関東:「からあげクン 月島もんじゃ海鮮味」
- 東海・北陸:「からあげクン 北陸製菓監修 ビーバー風味」
- 近畿:「からあげクン ブタキム味」
- 中国・四国:「からあげクン 丸亀りぶや監修 骨付鳥味」
分散型蓄電池を活用したソリューションを展開
ローソンは、店舗のCO2排出量削減と電力の需給バランス調整に貢献する、分散型蓄電池を活用したソリューションを展開する。蓄電池を店舗に初期費用なしで設置し、運用費用も不要の先進的な取り組みで、ソリューションの第1弾として、来年3月を目途に約50店舗に蓄電池を設置し、遠隔制御による店舗群エネルギーマネジメントを実施。検証結果を踏まえて、可能な範囲で設置店舗数を増やしていく。ローソンは、太陽光発電設備導入で再生可能エネルギー活用によるCO2排出量削減を進めている。太陽光発電は夜間の消費電力を賄えず、また設置できない店舗もある。このため、蓄電池の活用によって既設の太陽光発電設備の発電電力量を最大限活用するエネルギーマネジメント体制を構築していく。三菱HCキャピタル(東京都)のグループ会社MHCリニューアブルネットワークス(同)、MCリテールエナジー(同)が連携して取り組む。
店舗間で電力シェアの実証実験
11月から、店舗のCO2排出量削減と電力の需給バランスの安定化に向け、群馬県内の店舗に設置した太陽光発電設備と蓄電池設備の電力を、32店舗間(うち6店舗は太陽光発電設備と蓄電池設備を設置できない店舗)で融通する実証実験を開始する。ソーラーカーポート・垂直両面太陽光・屋根置き太陽光の3種類の太陽光発電設備と蓄電池設備を設置し、複数の店舗間で電力を融通する取り組みは国内コンビニエンスストア業界では初めて。KDDI(東京都)、auエネルギーホールディングス(同)、エナリス(同)と連携して取り組む。
<群馬県・長野県>「ゴーストレストラン」を初導入
8月14日から、デリバリー専用に開発した商品を店内厨房で調理して届ける宅配サービス「ゴーストレストラン」を、群馬県7店舗、長野県12店舗に導入する。両県での導入は今回が初めて。導入店舗数は7月末時点で約860店舗となった。
セブン–イレブン・ジャパン
岐阜県でペットボトル回収をスタート
セブン–イレブン・ジャパン(東京都)は8月1日から順次、岐阜県大垣市内14店舗、瑞穂市内6店舗にペットボトル回収機を設置し、ペットボトル回収事業を開始した。岐阜県内でのセブン–イレブン店舗にペットボトル回収機を設置するのは今回が初。7月末時点の設置台数は44都府県の4454台で、24年度の回収本数は約2億1000万本だった。









