脱20代偏重、より幅広い層へ!ZOZOTOWN、テレビCM刷新の成果とは

堀尾大悟
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テレビとウェブ両輪の最適解を見つける

ZOZOマーケティング本部 プロモーション部 ディレクター 
マーケティング本部 プロモーション部 ディレクター の小俣裕貴氏

 アクティブユーザー数1,500万人の目標達成に向け、マスに向けたセール訴求についてはテレビCMを主軸としつつ、特定のターゲット層には各々にあったディアを組み合わせることでテレビとウェブの両軸でのCM戦略を推進するZOZO。「若者のテレビ離れ」などと言われて久しい昨今だが、小俣氏は「テレビCMの活用は常に議題に上がる」としつつも、その有効性を強調する。

「CPM(Cost Per Mille:広告が1000回表示されるごとに発生する費用)が安く、局地的に認知を垂直立上げできる点では今なおテレビが有効だと考えている。引き続きテレビをCM戦略に組み込みながら、必要な層に対してはウェブで媒体費を積み上げていく」

 また、一昔前のようにマスでのヒットが生まれにくくなっている中で、身近なインフルエンサーをモデルにファッション情報を取得する傾向がZ世代を中心に高まっている。「今後はよりCM戦略とSNSマーケティングとのコミュニケーションを連動させていきたい」(小俣氏)

「服をネットで買う」ファッション文化を日本に根づかせ、その地位を確立してきたZOZOTOWN。創業から20年が経ち、アクティブユーザー数の飽和化という課題に直面する中で、ファッションの多様性や楽しさを訴求するための最適なCM戦略を模索し続けている。

 

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