利益1.8倍、新業態も!いまタリーズコーヒーが絶好調な“ある”理由とは
「&TEA」を47都道府県へ
そもそもタリーズコーヒーがメーンターゲットとしてきたのは、20代後半から30代の女性。店舗づくりにおいてもコンセプトとして「カジュアル&コージー(気軽で居心地のいい場所)」を大切に、自宅でゆったりとくつろいでいるかのような空間を目指している。
そのターゲットとコンセプトはそのままに、紅茶とスイーツに特化した業態が「&TEA」で、すでに店舗数は32店舗(2024年7月末現在)まで拡大しており評判も高い。
「紅茶のバリエーションが多いのみならず、東京・代々木上原にあるパン店『Main Mano』のスイーツを置くなどスイーツメニューが豊富なのが『&TEA』の特徴。ただ、店舗はまだ少ないと考えている。より多くの方に知っていただくためにはまずは47都道府県への出店を、出店数としては50店舗を目標にしていく」
一方、タリーズコーヒーで提供しているメニューを絞り込み、従来店舗よりコンパクトな形で展開する業態が「-SELECT-(セレクト)」。現在6店舗を出店しているがこちらも拡大していく。また、郊外型店舗の出店が伸びていなかったことを受けて新たに加わったのがドライブスルーの機能で、現在8店舗(2024年7月末現在)がドライブスルー併設店となっている。