モスバーガーが音楽レーベルを立ち上げた“意外”な理由
厳しい環境下でもポジティブな発信を継続
早くも今年12月に、第2回オーディションが予定されているという。今後モスレコーズプロジェクトをどう広げていく予定なのだろうか。
「常に考えているのは、創業の心である『感謝されることをしよう』をどう実践するか。世の中は今、暗い話が多く、私たちも人口減少の影響を大きく受け、機械化、集約化などの検討を余儀なくされている現状はあるが、そんな中でもモスバーガーは下を向くのではなくて、常にポジティブな発信をしていく会社でありたい。地域のために、ともに働く仲間のために、とできることを考え続けて、しっかりと道をつくっていく」(太田氏)
その上で、今後の検討事項として、夢が叶わなかった人のケアも重視していくという。
「まだ始まったばかりだが、このプロジェクトによって傷つく人がいるのなら継続はしないという想いがある。たとえば、次のオーディションの候補生にする制度や、2番手になったスタッフでユニットを組んでもらうなど、そういった別ルートもうまく取り入れながら、最も良い支援のあり方を探っていきたい」(太田氏)