Tシャツ店から「グラフィックライフストア」へ華麗な転身!グラニフの再成長戦略
NFTへも進出し、世界を視野に
取り扱いアイテムの拡大はデジタル領域にも及ぶ。人気キャラクターをNFTに展開し完売するなど滑り出しは順調だが、視線はその先を見据えている。世界進出だ。
デジタル領域への注力は、国境を容易に超えられるネットの特性を最大化する上で有利になる。同社のアイテムはインバウント客にも人気で、グローバル市場で需要があることがすでに分かっている。世界でも受け入れられる手応えはある。リブランディングによって同社はいま、そのポテンシャルを海外に広げるフェーズに入っている。
「いずれはアパレル以外の売上構成比が半分以上になっていけば」と展望を語る勝部氏。現在はアパレルが9割を占めるが、再定義したステイトメントを実践していけば、自ずと会社全体の商品構成比率も変わっていく。
さらにアイテムが増えれば、グラフィックのよさをアピールする方法も多様になり、展開する国の特性やニーズに合わせた戦略も練りやすくなる。