ゴディバ ジャパン親会社による「ピエール マルコリーニ」買収のねらいと「相乗効果」とは
ゴディバのノウハウで世界的ブランドを育てる
「アフターコロナに入ったが、ワークスタイルやライフスタイル、買い物などの傾向は安定せず、市場はまだコロナ以前の水準には戻っていない。この状況をどう読んでいくかが課題のひとつだ。もうひとつの課題は、店舗で働く優秀な人材を集めること。コロナ禍を経て、リモートワークを好む人が増えている。ゴディバやマルコリーニで働くことの魅力や、店舗での接客のすばらしさ、社会に必要不可欠な大事な仕事であることをアピールしていきたい」
今後、VM2がピエール マルコリーニのようなブランドを買収する可能性はあるのだろうか。
「一緒に会社を大きく育てていけるブランドや企業がないかという視点は常にある。私たちのノウハウによって、ファイナンスや組織などの課題で次のステージに進めないでいるブランドを、世界的なブランドに育てていくことができると考えている」