イオンは10月1日、国内の有機(オーガニック)農産物生産者を支援する取り組み「イオン オーガニック アライアンス(AOA)」を始動した。同社は2020年までに有機農産物の売上構成比を5%に高める目標を掲げており、生産者を増やすことで目標の達成につなげる。
国内で有機JAS認定を取得している生産者は、総農家戸数の0.2%に過ぎず、消費者ニーズに供給が追いついていない。イオンは子会社のイオンアグリ創造が全国20ヵ所の直営農場で培ってきた栽培や経営のノウハウをAOAの会員に提供する。AOA会員は、生産した農産物をイオンのプライベートブランド「トップバリュ グリーンアイオーガニック」として販売する機会も得られる。
また、全国のイオン農場に今後、商品を集荷する物流拠点としての機能を加え、生産者の出荷コストの削減や共同購入による資材の調達コスト削減につなげる。