米ターゲットが最低時給を13ドルに引き上げ、6月から
米ディスカウントストア大手のターゲットは6月から従業員の最低時給を13ドルに引き上げる。米小売業界では有期雇用を含む従業員を確保するために、最低時給を引き上げる動きが相次いでおり、今後も同様の動きが広がりそうだ。
ターゲットは2017年秋、従業員の待遇改善のために20年末までに最低時給を15ドルに引き上げると発表。同時に最低時給を11ドルに上げ、18年にはクリスマス商戦期の臨時雇用を含めてすべての従業員に時給12ドル以上を支払った。今回が過去1年半で3度目の時給引き上げとなる。
米小売業最大手のウォルマートは18年1月に最低時給を10ドルから11ドルに引き上げたが、ターゲットの時給はこれを上回る。ただ、アマゾン・ドットコムは18年11月に、会員制倉庫店最大手のコストコは19年3月に、最低時給をいずれも15ドルに引き上げており、大手小売業では15ドルが一つの基準になりそうだ。