20年前からOMOを志向!ブランド古着「ラグタグ」の存在感が高まっている理由
リユース市場が盛り上がる中、常に先端を行く施策で注目されているのが、ティンパンアレイ(東京都/平野大輔社長)が運営するデザイナーズブランドのユーズドセレクトショップ「RAGTAG(ラグタグ)」だ。オンラインショップのスタートは1999年。早くからリアル店舗との連携に取り組み、OMO(オンラインとオフラインの融合)を推進するなど、独自の戦略を磨き上げてきた。
右肩上がりのリユース市場の背景
大量生産大量消費の時代から、少量多品種、循環型社会へのシフトに伴い、リユースが見直され、市場が拡大を続けている。
創業は1985年。ブランド古着の買取・販売を行うセレクトショップ「ラグタグ」の起源は、「循環型社会」の芽もなかった時代に遡る。以来、37年に渡り、着々と拡大を続けてきた。ラグタグの運営会社であるティンパンアレイの平野大輔社長は、昨今のリユース市場について次のように解説する。
「この10年、リユース市場は右肩上がりが続いている。背景にあるのはメルカリの浸透による、リユースへの接触機会の増大。加えて、若者の環境意識の高まりも、モノを大切にする風潮を後押ししている」(平野社長)