ボートマッチを活用してみよう
この7月21日(日)には、第23回参議院議員通常選挙が実施される。
総務省が発表した期日前投票の中間集計によると、公示翌日の5日から7日までの3日間の投票者数(選挙区)は103万927人。前回の同時期は78万6752人だったので1.31倍と出足は好調だ。
とはいうものの、長く国民の中にくすぶる政治不信や政治家不信、政党不信の結果、投票を棄権する有権者の増加が予想され、投票率は低迷する、という予測もある。
大体、「どの政党がどんな政策を掲げているのかわからない」という有権者も多いのではないだろうか?
そんなところに、この酷暑が重なれば、つい、「やめよう」となりがちだ。
そこでお勧めしたいのが、「ボートマッチ(vote mach)」の活用だ。
「ボートマッチ」とは、「選挙に関するインターネット・サービス。立候補者や政党に対し、選挙で争点となりそうな政策や問題に関するアンケートを送付。提出された回答を基にデータベースを作成し、有権者が同じアンケートに回答する事で、有権者と立候補者、または有権者と政党との考え方の一致度を測定することができる」(ウィキペディア)というものだ。
ヨーロッパでは、一般的なシステムであるが、日本での知名度はまだまだ。その中でも有名なのは、「毎日新聞ボートマッチ(えらぼーと)」(26問)と「日本版ボートマッチ」(25問)の2つだ。
有権者は、政治がダメと始めから諦めるのではなく、自分の考えともっとも近い政党や候補者を探すことに努める義務がある。
もちろん、「ボートマッチ」の結果をすべて反映させる必要はないが、一票を投じる参考資料としてぜひ活用してみていただきたい。
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