京都・四条大宮、全国730店舗の総本山「餃子の王将」1号店で楽しむ昼飲み

2023/11/24 08:16
森本 守人 (サテライトスコープ代表)
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京都を代表する飲食店チェーンのひとつ「餃子の王将」。手軽に中華料理が楽しめるとあり、会社員、学生、ファミリーなど老若男女を問わず、幅広い層の人気を獲得している。店舗網は北海道から九州まで広がっているが、今回はその原点とも言える1号店へ足を運び、食事をした。

1号店で食べる餃子は最高である

「一号店」と記された暖簾

 阪急電鉄京都線「大宮」駅から徒歩2分の場所に立地するのが「餃子の王将 四条大宮店」(京都市中京区)。1967年12月24日に開業した、王将の1号店である。2023年3月31日現在、北は北海道から南は九州まで日本国内に730店舗あるが、王将の歴史はここが起点となった。

 とはいえ創業店は建て替えられており、われわれが利用できるのは2009年に新装オープンした四条大宮店だ。1階はカウンター席、2、3階はテーブル席で、店内は明るく、老若男女問わず幅広い人が楽しく飲食できる。

「餃子の王将」1号店の四条大宮店は、1967年12月24日の開業。現在の建物は建て替えられ、2009年に新装オープンしたものだ

 実は以前の店は、映画館の一角にあり、やや薄暗い印象だった。お客は男性が中心で、若い女性が利用している姿はあまり見なかった。そういえば当時は24時間営業だったな。かつてを思うと、数々の改革を経て、今の餃子の王将があるのだと感じる。

 コロナ禍では、飲食店は大きな打撃を受けた。その中でも、運営元である王将フードサービスの2023年3月期連結業績は過去最高の売上高を記録。さらに今期に入っても好調を続けるのは、経営トップの効果的な打ち手によるものであろう。

 さて私が立っているのは、四条大宮店の前である。入口には「餃子の王将 四条大宮一号店」と記された暖簾がかかっている。建物には「創業昭和四十二年十二月二十四日 餃子の王将 発祥の地」の文字が彫られたプレートも見える。「ここが原点だ」と言わんばかりのプライドを感じる。

入口には「餃子の王将 四条大宮一号店」と記された暖簾がかかっている
「創業昭和四十二年十二月二十四日 餃子の王将 発祥の地」の文字が彫られたプレート

 足を運んだのは土曜日。混雑を避けるため、昼時までは少し早い午前11時20分ごろに入店した。待つことなくカウンター席を案内されたが、それでもすでに多くの先客が食事をしていた。

 席につき、早速、メニューを開く。1号店に来たのだから、今回は注文する料理も厳選したい。

カウンター席に座り、早速、メニューを開く

 まずは看板である餃子、そしてビール。まだ昼間だが、土曜日なのでこの2つを注文、昼飲みをすることは事前に決めていた。あとはせっかくだからと少し変わった料理を一品、さらに定番メニューも頼んだ。

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記事執筆者

森本 守人 / サテライトスコープ代表

 京都市出身。大手食品メーカーの営業マンとして社会人デビューを果たした後、パン職人、ミュージシャン、会社役員などを経てフリーの文筆家となる。「競争力を生む戦略、組織」をテーマに、流通、製造など、おもにビジネス分野を取材。文筆業以外では政府公認カメラマンとしてゴルバチョフ氏を撮影する。サテライトスコープ代表。「当コーナーは、京都の魅力を体験型レポートで発信します」。

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