ブームとは移ろいやすいものだから
バブル時代は、「財テクをしないものは企業にあらず」というような雰囲気があった。
多くの企業は、不動産を買いあさり、株式に投資をして、営業利益額を上回る営業外利益を計上して、この世の春を謳歌したものだ。
ところが、バブルがはじけて、生き残ったのは、財テク慎重派の企業ばかり。「企業にあらず」という誹謗中傷を受けた企業が生き残った。
その時は、常識と思われたことが、10数年の歳月を経て、非常識だったと証明される。
とかく、ブームとは、移ろいやすいものであることを思い知らされる。
プライベートブランド、都市型小スーパー、ネットスーパー、手書きPOP、プロセスセンター…。最近の食品スーパー業界のトレンドを思いつくままに列記してみた。
それがブームなのか構造変革なのか、絶えずチェックしたいところだ。
千田直哉の続・気づきのヒント の新着記事
-
2024/09/02
魅力的な売場…抽象的な誉め言葉の意味を明確化するために必要なこととは -
2024/08/02
日本酒類販売社長が語る、2023年の酒類食品流通業界振り返り -
2024/07/03
「何にでも感激する経営者」の会社が業績が良い“意外な”理由 -
2024/06/07
経費率16%なのに?ローコスト経営企業が敗れ去るカラクリとは -
2024/05/23
キットカットをナンバーワンにしたマーケター「アイデアより大事なこと」とは -
2024/04/15
スーパーマーケット業界のゲームチェンジャー、オーケー創業者・飯田勧氏の経営哲学とは