即座に被災地に向かった企業から買いたい
今日明日と出張でパソコンを操作する環境にありませんので、2日分のBLOGをアップいたします。以下は、8月3日分になります。
昨年、旧知の大学准教授から「ゼミの学生がホームセンターの研究をしているのでレクチャーしてくれないか。その日は私も同行するから」と依頼を受けた。
しかし、アポイント当日は台風襲来。会社で教授からの電話を取ると、「台風が来そうなので、アポイントを延期したい」と連絡があった。
<台風? 会社員はみんな働いているのに…>
と少し腹立たしさを感じたが「わかりました」と平静を装って電話を切った。
感覚的には准教授の行動を理解できなくはないけれども、こんな大人は確実にいるわけだ。
それに比べれば、東日本大震災の発生を受けて、その日のうちに現地に向かった流通マンたちの勇猛果敢さには改めて感心させられる。
帰路分のガソリンを法を犯してまでクルマに積み込み、より危険度の高いエリアに向かったそのさまはさしずめ決死隊だ。
そこまでして、ライフラインを守ったことは、一般的にはあまり報道はされてはいないものの、称賛に値するだろう。
一方、こちらは流通外資企業。震災発生後に幹部社員が、お客を放っぽり出すような形で帰国してしまった企業があった。
安全確認後には、また、舞い戻って同じように商売をしているが、「日本国民=お客」を商売の中でいかに位置付けているのかを見透かしてしまった気がする。
もちろん流通外資のすべてが同じような動きを取ったわけではない。
でも、どの企業がどうであったのかを私たちはちゃんと覚えている。
ところが、商売というのは不思議なもので、そんな流通外資の企業でも欲しいと思うような商品があれば買ってしまう。
ただ、同じ商品が同じ価格で販売されているならば、たとえ若干遠回りしても、私は即座に被災地に向かった企業から買いたい。
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