いじめに近い販促だ
ある店舗の「ケータイ会員」になってから、うんざりさせられているという話を1年前に書いた(2010年1月20日)。
その後も仕事の参考になればと考え、登録を解消することなく、会員で居続けているのだが、喧しさといったら限度を超えている。
以前は、朝8時に一本だけの送信されていた販促メールは、いまや「一般食品」8時、「鮮魚部門」8時30分、「翌日のお買い得情報」17時という具合に1日3本になった。
しかも、お盆や年末商戦の折には、さらに回数アップ。12月27日には、1日4回も配信された。
店舗の販促担当者が「売りたい」と思う意欲は痛いほど理解できる。
でもはっきり言おう、迷惑だ!
「いやなら登録をやめればいい」、という反論があるかもしれない。
だが、セールの情報はほしいけれども、頻度はあげてほしくないという人はたくさんいるのではないだろうか?
もし紙チラシが1日に3回届いたら迷惑だろう。
ようするに、発信者がほどほどという感覚を忘れているのである。
仮に、複数店舗のケータイ会員になっている人たちは、いったい1日何本の販促メールを受信しなければいけないのか?
もう少し、お客には優しくあってほしいものである。
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