良い歌は、語り継がれなければいけない
いまから30年前。1980年のヒット曲をアットランダムに列挙すると、『別れても好きな人』(ロスインディオス&シルヴィア)、『ダンシングオールナイト』(もんた&ブラザーズ )、 『倖せさがして』(五木ひろし)、『順子』(長渕剛)、『大都会』(クリスタルキング )、『ランナウェイ』(シャネルズ)、『贈る言葉』(海援隊 )、『パープルタウン』(八神純子 )、『哀愁でいと』(田原俊彦 )、『私はピアノ』(高田みづえ)、『昴(すばる) 』(谷村新司 )、『さよなら』(オフコース )というような顔ぶれが並ぶ。
当時、青春時代を過ごした方なら、すべての楽曲を覚えているかもしれないが、いまの若者はほとんどを知らないはずだ。
すなわち、ヒット曲は、消費されているのである。
「良い歌は、語り継がれなければいけない」と力を込めるのは歌手の和田アキ子さん。
近年は、オリジナルの楽曲を他の歌手が歌うカバーバージョンが大流行だが、そう考えると、このブームは極めて健全であるような気がする。
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