イオンがDS新会社イオンビッグを新設
イオン(千葉県/岡田元也社長)は、ディスカウント(DS)事業強化の一環として、8月21日にイオン100%子会社のイオンビッグを新設した。
イオンリテール(千葉県/村井正平社長)を分割会社とし、イオンビッグを承継会社とする吸収分割し、本部は愛知県名古屋市に置く。社長には、DS事業本部長の鈴木新樹氏を据えた。
運営店舗数は、北関東・中部・近畿エリアに展開する「ザ・ビッグ」など21店舗で従業員数は1800人を数える。
「ザ・ビッグ」は1989年から、マックスバリュ西日本(兵庫県/岩本隆雄社長)などが中心に開発・出店を進めてきたイオングループのDSで、現在全国に78店舗が存在する。
これまで「ザ・ビッグ」は、グループ各社において、食品中心のDSを展開してきたが、今後は、ザ・ビッグエクストラ業態の野洲店(滋賀県)、津河芸店(三重県)、真岡店(栃木県)のような生活用品や衣料品も扱う総合DSモデルを確立することでグループ全体の成長を支えるDSチェーンを構築。総合スーパー、食品スーパー、コンビニエンスストアに次ぐ第4の柱に育成する方針だ。
分社化によって、意思決定のスピードアップが図られ、イオンリテール水準の販売管理費を大きく削減できる可能性がある。
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イオンビッグ概要
1)設立日 2011年8月21日
2)分割の概要 イオンリテール㈱を分割会社とし、イオンビッグ㈱を承継会社とする吸収分割
3)代表者 鈴木新樹社長
4)本社所在地 愛知県名古屋市中村区名駅5-25-1
5)事業内容 ディスカウントストアなどの運営
6)決算日 2月末日
7)資本金1000万円
8)株主イオン100%
9)運営店舗数21
10)従業員数1800人(パートタイマーは1日8時間換算)