19年の出生率は1.36で4年連続低下、出生数は過去最少の90万人割れ

2020/06/08 10:18
    ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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    渋谷の交差点を行きかう人
    厚生労働省が6月5日に発表した2019年の人口動態統計(概数)によると、合計特殊出生率(1人の女性が一生の間に生む子どもの数に相当)は1.36で、前年に比べて0.06ポイント低下した。(写真gettyimages/Mlenny)

     厚生労働省が6月5日に発表した2019年の人口動態統計(概数)によると、合計特殊出生率(1人の女性が一生の間に生む子どもの数に相当)は1.36で、前年に比べて0.06ポイント低下した。出生率は2006年から上昇傾向が続いていたが、16年から4年連続での低下となった。

     出生数は86万5234人だった。前年に比べて5万3166人減少して90万人割れとなり、過去最少を記録した。逆に死亡数は増加して138万1098人となり、出生数と死亡数の差である自然増減数は、51万5864人の減少だった。自然減となるのは、13年連続。

     婚姻件数は59万8965組で、前年より1万2484組増加した。令和への改元を機に結婚したカップルが増えたと見られる。平均初婚年齢は夫が31.2歳、妻は29.6歳でいずれも前年よりわずかに上昇した。

     離婚件数は20万8489組で、156組増加した。人口1000人当たりの離婚率は1.69で、前年より0.01ポイント上昇した。

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