実践!流通英会話37 made onを使って、”店内で製造した自社ブランド”を表現してみましょう
解説
視察を再開した山田社長たちは、ベーカリー売場にやってきま した。さて、今回のスキットには関係代名詞が何カ所か登場しま す。学校の授業で習ったとおり、関係代名詞とは2つの文章を つなぐ who や when、which や that などのこと。しかし、文 法はひとまず置いておきましょう。ざっくりと意味をとらえてい ただければ結構です。ぜひこれを機会に覚えていただきたいの は、ベーカリー部門で使う業界用語です。加えて、今までのスキ ットで登場した熟語を今一度思い起こしてください。たとえば、 focus on~ や on the premises など。focus on~は「~に 集中する」、on the premises は「現場で」でした。
KEYWORD 流通用語
baker: 一般的には、bake は「パンを焼く」という動詞ですか ら、bakerは「パンを焼く人」です。しかし、スーパーマーケット で bakerといえば、インストア・ベーカリーでパンを製造する専 門職のこと。社内登用の場合には、補助的な仕事から、社内もし くは社外の研修を受けてベーカーに昇格します。多くのスーパ ーマーケットで、パンとケーキは同じ部門ですので、パンも焼け ば、ケーキの生地も焼くのが仕事。加えて、接客や材料の発注 も彼らの仕事です。
cake decorator: その名のとおり、ケーキをデコレーション する専門職のことです。ほとんどのスーパーマーケットでは、ベ ーカリー部門に属します。ベーカーがデコレーション技術を習 得して兼務している場合もあります。ケーキをデコレーションす るだけでなく、品出しや接客も任務の一部です。アメリカでは、 スーパーマーケットでバースデーケーキやウェディングケーキ を注文する人も少なくありません。そのときが、腕の振るいどこ ろです。
assistant baker: ベーカリー部門での補助的な職務。技能 を習得すると、ベーカーやケーキ・デコレーターになれます。ベ ーカリー部門と同様に精肉部門でも技能習得レベルにより、専 門職が設けられています。
specialty store: 専門店のこと。