実践!流通英会話26 “彼らのアイディアを実行に移した”をputを使って表現してみましょう
解説
今回のスキットでは、山田社長の質問文にまず注目してください。 What did you do? と Could you give us examples of those? と言っています。すでにご紹介した質問文です。視察中に相手から話 を引き出すのに役立つ言い回しですね。ご記憶にない方はこれを機 会にぜひ覚えてください。次に注目していただきたいのは、いくつか の慣用表現です。その中からいちばん視察で使える表現を下記の 「このセンテンスを覚えよう!」で紹介しています。こちらもお見逃し なく。
このセンテンスを覚えよう!
We couldn’t afford~: afford は「経済的(あるいは時間的)に 余裕がある」という意味です。We couldn’t afford ~は「~にかける経済的(あるいは時間的)な余裕がなかった」という意味になりま す。最もよく使われる言い回しが、I can’t afford it(. それを買う余 裕がない)でしょう。it のところに a car や a house などを持ってく れば、「クルマを買う余裕がない」「家を買う余裕がない」という意味 に早変わりします。
at a little expense: expense は「費用」「支出」のこと。これに a little を付けると、「少しの費用」という意味になります。「少しの費 用で」という場合には、さらにそれにatを付けて、at a little expense となります。逆に「多額の費用をかけて」という場合には、 at a lot of expense です。
put their idea into practice.: put A into B で「AをBの状態 にする」。スキットの文章では、Aが彼らのアイデア、Bが実行ですか ら、「彼らのアイデアを実行に移す」となります。懐かしいですね。学 校では、put A into practice を暗記させられましたね。ビジネスで は、計画を実施する(put the plan into practice)など、よく使用 する慣用表現です。
KEYWORD 一般的な用語
task:「仕事」「骨の折れる仕事(事業)」。タスクは、すでに日本語 でもおなじみですね。
consider:「熟考する」「よく考える」の意味。
headquarters:「本部」「本社」の意味。注意してください。複数 形になっていますが、これで1カ所の本部や本社を表します。ですか ら、不定冠詞の a を付けると a headquarters となります。