実践!流通英会話21 ”そうじゃなかったの!?”と意外感をにじませる疑問文を学びましょう
解説
レイノルズ取締役とストーン店長から、<ウォ ルマート・スーパーセンター出店に先駆けて旗艦店を大改装したところ、お客が減少 してしまった>という話を山田社長は聞きました。山田社長がこれから競合対策を立てる うえでも、聞き逃せない内容です。相手が 話したことに、山田社長はすぐさま質問を 発しています。これまでにいろいろなパタ ーンの疑問文をご紹介してきました。今 回、初めて登場する疑問文があります。 Don’t they ……? という疑問文です。や やこしそうですが、文章の構成はそれほど 難しくはありません。ぜひ覚えて、使ってみ てください。
このセンテンスを覚えよう!
Don’t they ~~? : 「~~ではないので すか」。私たちがよく知っているのは「Do you know the store manager?(あの店長を知っていますか?)」というような疑問文で す。この例文ですと、あなたがあの店長を知っているかどうかを、私 は知らないから質問します。さて、この例文のDoをDon’tに変えてみ ましょう。Don’t you know the store manager? となると、「あの 店長のこと、知らないのですか?」の言外に、「私はてっきりあなたが あの店長を知っていると思っていた」という意味が込められていま す。スキットの文章では、山田社長はこの地域は中流世帯が多いか ら、アップスケールな店にも買物に来てくれるだろうと考えていたこ とを言外で伝えています。ちなみに、このスキットの make は「お金 を稼ぐ」の意味です。
KEYWORD 一般的な用語
assume : 「当然のことと思う」「思い込む」の意。よく使われる次の かたちで覚えてください。I assumed that A would B。私はAがBだ と思い込んでいた。Aには名詞が、Bには動詞の原形がきます。
other : いろいろな意味や使い方がありますが、まずは「ほかの」 「別の」と覚えてください。この意味のotherの後には複数名詞が来 ます。たとえば、other peopleのように。
most : こちらもいろいろな意味、使い方がある単語です。muchの 最上級として学校では習いました。ここでは、「ほとんどの」「大多数 の」という意味の形容詞です。