原信ナルス
新潟県、長野県、富山県に、「原信」「原信エクスプレスマーケット」「ナルス」の屋号でSMを展開する、アクシアルリテイリング傘下の原信ナルス。物流センターから2時間以内のエリアに出店し、そこでドミナント(店舗数の寡占化)を形成することを基本的な出店戦略としている。新潟県内では小売業界トップシェアで、長野県、富山県への商勢圏を広げつつある。
同社では商品政策として、2015年から「ニューコンセプトⅡ+ツープラス」を展開。顧客の環境変化に合わせ①新しい商品展開、②あかぬけた売場、③生産性の向上をテーマに店づくりを行う「ニューコンセプトⅡ」から、MDのいっそうの深掘りをめざすというものだ。
「癒し」「健康」をテーマに商品開発に注力、プライベートブランド(PB)の数は500種類以上(2024年9月現在)。「『だし香る』シリーズ」、「365×3 サラダライフ」、「魚菜屋」(うおさいや)が代表的だが、23年4月から「地球」「健康」「地域」「人」「未来」の5軸の社会課題に沿って商品開発を進める新PB「Hana-well(ハナウェル)」の展開を開始した。