ハンズマン

23年秋、大阪に超大型店出店で、注目集まる

　九州エリアで23万SKUを抱える大型ホームセンター（HC）11店舗を展開していた。23年10月、大阪府松原市に、12店舗目となる「ハンズマン松原店」をオープン。「感動の品揃え」「感動の接客」「感動の売場空間」をコンセプトにテーマパークのような売場づくりを行い、売場面積が約2万㎡で西日本最大級のHCとなる。アイテム数は既存店よりも５万アイテム多い約28万アイテムを揃え、業界内から注目を集めている。

　元々同社は、「お客様第一主義」を基本経営理念に掲げ、経費節減のため、あえてPOSシステムを導入しない方針を採る。店舗は2階建で大きな吹抜けを持つ構造を基本とし、売場の視認性や回遊性、また圧倒的なボリューム感のある陳列と、手作業によるPOPや売場案内板などでお客を迎え入れるのが特徴だ。

　ダイヤモンド・ホームセンター誌の取材で、全国のデベロッパーからの認知度が上がったこと、人材獲得、新たな取引先とのつながりの３つの効果を挙げている。

　出店効果もあって、ハンズマンの24年6月期決算は、売上高が前期比10.6％増の341億円となっている。