調剤薬局大手のアインホールディングス(HD)が発表した2018年4月期の連結業績は、売上高が前期比8.2%増の2683億円、営業利益が34.7%増の196億円だった。
既存店売上高はファーマシー(調剤薬局)事業が1.5%増、リテール(ドラッグストア)事業が8.7%増と好調に推移。売上総力率が0.9ポイント改善する一方で、販売管理費率を0.5ポイント低下させた結果、営業利益が大きく伸びた。
セグメント別の営業利益は、ファーマシー事業が17.9%増の219億円、リテール事業は前期の9億円の赤字から6億円の黒字に転換した。
ファーマシー事業では25店舗の新規出店とM&A(合併・買収)による11店舗の増加で、期末店舗数は1029店舗。リテール事業では4店舗を新設し、期末店舗数は48店舗となった。不採算店舗などファーマシー事業で73店舗、リテール事業で8店舗を閉鎖した結果、総店舗数は1077店舗と前期末に比べて41店舗減少した。
19年4月期の連結業績は、売上高が1.7%増の2728億円、営業利益は10.8%減の175億円を見込む。