スギHD、セキ薬品株を取得し持分法適用会社に


スギホールディングスが展開するスギ薬局の看板
〔写真説明〕スギホールディングスが展開するスギ薬局の看板(時事通信社)

 スギホールディングス(愛知県)は8月19日、埼玉県を中心に調剤併設型ドラッグストアを展開するセキ薬品(埼玉県)の株式37,929株(持株比率34.8%)を取得し、持分法適用会社とすることを決定、同日に株式譲渡契約を締結した。

 今後、スギホールディングスは、セキ薬品の他株主から追加で株式15,530株(持株比率14.2%)を取得する契約も検討しており、取引実行時には合計53,459株(持株比率49.0%)の取得を見込んでいる。

 スギホールディングスは、関東・中部・関西・北陸信州エリアに2,100店舗以上を展開し、約5,000名の薬剤師やビューティアドバイザー、管理栄養士を擁して地域住民の健康増進に貢献。自社開発のスギ薬局アプリを活用したDX推進により、一人ひとりに最適化されたサービスと業務効率化の両立を図っている。

 一方、セキ薬品は埼玉県を中心に北関東でドラッグストアおよび調剤薬局を300店舗以上展開。「高いカウンセリング力」と「気軽に相談できる調剤サービス」を重視した運営を行い、スギホールディングスの経営理念にも共通点を持つ。

 今回の取引により、両社の事業ノウハウやリソースを融合し、地域密着戦略やDX活用、ドミナント店舗網の強化を通じて新たな価値創造を目指す。また、5年後を目途に追加株式取得により持株比率を51.0%に引き上げ、セキ薬品を連結子会社とする見込みだ。

 株式譲渡の実行日は2025年9月30日を予定しており、業績への影響は現在精査中としている。

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