マツキヨココカラ、第1四半期決算は利益が2ケタ増


マツキヨココカラ&カンパニーのロゴ マツキヨココカラ&カンパニー(東京都)が8月13日に発表した2026年3月期第1四半期決算(連結2025年4月1日~6月30日)は、売上高が前年同期比5.3%増の2,736億4,300万円、営業利益が14.6%増の198億800万円、経常利益が14.4%増の209億8,100万円となり、2ケタ増益で今期をスタートした。

 マツモトキヨシグループ事業は、回復傾向にある都市部や繁華街、商業施設における人流の増加、訪日外国人観光客による需要拡大を確実に捉え、化粧品を中心に売上が好調に推移。売上高で8.3%増の1,753億9,300万円、セグメント利益で14.2%増の143億3,900万円と伸長した。

 第1四半期は、都市圏を中心とする重点エリアへの出店強化と、調剤併設化の推進、ASEANを中心とした海外事業の拡大など、「投資戦略」を推進。6月末現在のグループの国内店舗数は1,946店舗(うち調剤薬局数463店舗)となり、薬局経営支援サービスである調剤サポートプログラムの加盟店舗数は299店舗まで拡大。海外店舗数はタイが30店舗、台湾24店舗、ベトナム14店舗、香港13店舗、グアム1店舗の合計82店舗となった。

 ココカラファイングループ事業は、売上高が0.8%増の974億9,600万円、セグメント利益が3.5%増の49億8,900万円で、6月末現在のグループの国内店舗数は1,547店舗(うち調剤薬局数533店舗)。

 国内における「差別化戦略」、「投資戦略」などの重点戦略については、マツモトキヨシグループと同様の取り組みを行い、人的資本の再配置や経営資源の最適化を目的にスクラップ&ビルドを推進した。また、グループでは、アプリを活用したロイヤルカスタマーの醸成に向けて効率的で効果的な販促策を実施し、化粧品の売上が伸長したことで、全体の売上を押し上げた。

 2026年3月期の連結業績については、売上高で3.6%増の1兆1,000億円、営業利益で4.2%増の855億円、経常利益で3.7%増の895億円を計画した。

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