ナフコ、第1四半期決算は減収も営業・経常2ケタ増益

ナフコ(福岡県)が8月8日に発表した2026年3月期第1四半期決算(非連結2025年4月1日~6月30日)は、営業収益が前年同期比3.3%減の470億6,400万円、営業利益が20.7%増の18億2,300万円、経常利益が17.7%増の17億9,700万円で、減収となったものの営業・経常利益は2ケタ増を達成し、回復基調に転じた。
第1四半期は、異業種含む競合各社との競争激化や、物価上昇による日常生活における節約志向の高まりなどから客数が大きく落ち込み、売上高は前期より減少。一方、販管費については、電気代は高止まり状態となっているが、物流センターや店舗配送の運用の見直しを行い、物流費、配送費を削減したことで、前期より減少した。
出店状況については、2店舗の新設を行い、退店で2店舗を閉設。第1四半期は前期末と同じ360 店舗の展開となった。
セグメント別の状況では、「資材・DIY・園芸用品」の売上高が2.9%減の236億7,600万円。水稲・出荷・生産関連の農業資材、野菜苗や観葉植物、夏物衣料、散水用品などは好調に推移したが、材木や合板、ペイントなどは低調。「生活用品」は1.9%減の115億8,300万円。気温の高い日が多く、例年より梅雨入りが遅れたこともあって、冷房用品は大きく伸長したが、家庭用品やアウトドア用品が低調に推移。
「家具・ホームファッション用品」では、折りたたみラグカーペットやソファーベッドなどは好調だったが、ベッドや収納小物家具などが低調で、売上高は6.9%減の76億8,300万円と苦戦した。「その他 」については売上高が4.0%減の39億3,100万円。自転車やカー用品は好調に推移したが、ドッグ・キャットフードなどのペット用品は低調な動きとなった。
2026年3月期の業績については、営業収益で4.8%減の1,730億8,000万円、営業利益で113.2%増の27億円、経常利益で107.8%増の27億6,300万円を見込み、利益は大幅アップを計画した。





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