マミーマート、第3四半期決算は2ケタ増収・2ケタ営業増益

マミーマート(埼玉県)が8月8日に発表した2025年9月期第3四半期決算(連結2024年10月1日~2025年6月30日)は、営業収益が前年同期比19.6%増の1,424億9,100万円、営業利益が10.1%増の60億9,400万円、経常利益が7.3%増の64億1,400万円となり、大幅な増収・営業増益を達成した。
スーパーマーケット事業については、売上高が19.9%増の1,404億900万円、セグメント利益は9.7%増の60億2,900万円と大きく伸長。先行投資を多く実施するなかで、第3四半期連結累計期間の売上・利益はともに過去最高となった。
「既存店」の継続的な業績成長が、安定した事業基盤を築き、それがさらなる成長に向けた新規出店と改装につなげるという好循環を生み出した結果で、「既存店」の売上高は9.9%増と大きく伸長し、これに新規出店の売上高が上乗せとなったことで2ケタ増収を果たした。
また、「既存店」の客単価3.1%増に対して客数6.6%増となり、客数が客単価の伸びを上回った。
さらに、創出した2つの新フォーマット「生鮮市場TOP!」と「マミープラス」の商品開発力と競争力ある価格を活かし、価値ある商品の品揃えと節約志向に対するニーズを的確に捉えたことが顧客に支持され、成長のスピードを加速させた。
販管費は、新規出店と既存店の改装による設備投資と出店関連費用の増加に加え、従業員への投資・処遇改善などを行ったことから賃金は増加。
一方、従来から取り組んできたローコストオペレーション運営の施策であるLSP(Labor Scheduling Program)や、効率化を目的としたRPAをはじめとするデジタル関連への投資で、人員の適正配置の精度をあげた結果、人件費率は適正に推移。また、「既存店」の成長が想定以上の成果を生み出したことで、これらのコスト増加を十分に吸収し、増益に寄与した。
2025年9月期の連結業績については、営業収益で18.2%増の1,900億円、営業利益で4.1%増の67億円、経常利益で2.8%増の71億5,000万円、当期純利益で5.6%増の50億円を見通した。





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