Mr Max、第1四半期決算は増収・大幅増益
ミスターマックス・ホールディングス(福岡県)が7月10日に発表した2026年2月期第1四半期決算(連結2025年3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比7.8%増の347億1,300万円、営業利益が46.6%増の12億3,800万円、経常利益が50.4%増の12億8,600万円となり、営業・経常利益は前年同期に続き2ケタ大幅増益で今期をスタートした。
第1四半期の「不動産賃貸収入」と「その他の営業収入」を除いた売上高は、8.0%増の333億5,000万円と過去最高を記録。既存店売上高も7.1%増と好調に推移した。
商品別では、市場の品不足を背景に需要が高まった米が、積極的な集荷活動により大幅に売上を伸ばしたほか、加工米飯や米の代替需要からパスタ、パンなどの売上も好調に推移。また、物価高騰に対応した値下げ企画の実施で、衣類用洗剤、キッチン用品、ペットフードの売上も伸長し、酒類の値上げ前の駆け込み需要を捉え、ビール類の売上も増加した。
PB商品については、家電メーカー製品を同社専用機種として販売したエアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機などの大型家電製品の売上が大きく伸長。また、食品やキッチン用品などの新商品開発に取り組んだことで、PB商品の売上高は11.8%増となり、売上高構成比は前年同期に比べ0.8ポイントアップして21.6%に高まった。
売上高の伸長に伴い、粗利益高は10.1%増の74億5,300万円。仕入ルートの見直しも行い、粗利益率は0.4ポイント改善して22.3%に上昇した。コスト面では、賃金上昇で人件費は増加したが、セルフレジの導入など業務効率化に努めた結果、作業時間の増加を抑制。人件費の増加を最小限にとどめたほか、キャッシュレス決済手数料についても料率交渉を行った。
販管費は3億2,300万円増となったが、営業総利益は2倍以上の7億1,700万円増加。営業利益を前年同期に比べて3億9,400万円増やすことにつながった。
2026年2月期の連結業績については、営業収益で4.7%増の1,430億円、営業利益で7.2%増の41億円、経常利益で8.4%増の41億円を見込み、前期に続いて増収増益の決算を予想した。





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