クリエイトSD、本決算は増収・2ケタ増益で好調


クリエイト外観

 クリエイトSDホールディングス(神奈川県)が7月14日に発表した2025年5月期決算(連結2024年6月1日~2025年5月31日)は、売上高が前期比8.2%増の4,570億9,300万円、営業利益が11.9%増の226億2,500万円、経常利益が12.1%増の234億1,400万円、当期純利益が14.6%増の156億8,500万円となり、増収・2ケタ増益を達成した。

 連結財政状態は、総資産が200億8,000万円増の2,365億6,100万円、純資産が124億7,700万円増の1,427億2,000万円、自己資本比率は0.1ポイントアップの60.3%となった。

 ドラッグストア事業(調剤部門含む)は、売上高が8.2%増の4,520億7,900万円と伸長した。物販部門はEDLP施策の継続推進により、引き続き既存店売上・客数が好調に推移。また、ビューティケア強化業態の「Cremo」の出店再開や、医療と連携したクリニックモール併設店舗の開発など、多様なフォーマットの新規出店に加え、既存店についてはMDの見直しや増床などを行い、競争力強化に取り組んだ。

 調剤部門については、近隣医療機関との連携強化や各種加算の算定強化に注力したほか、電子処方箋の応需体制整備や調剤室の拡張改装などに取り組み、処方箋応需枚数と処方箋単価は堅調に推移した。

 経費面については、現場での人員コントロール、店舗屋上への太陽光パネル設置、新物流センターの稼働など、経費抑制に加え、環境経営の推進にも取り組んだ。

 ドラッグストアの新規出店は40店舗。一方で、スクラップ&ビルド1店舗、契約期間満了2店舗、経営効率化の観点で2店舗、計5店舗を閉鎖。調剤薬局は、ドラッグストアへの併設調剤薬局を36店舗、調剤専門薬局を1店舗の計37店舗を開局。

 年度末のグループ店舗数は、ドラッグストア787店舗、食品スーパー1店舗、ドラッグストア複合の生鮮食品専門店5店舗となり、調剤薬局では調剤専門薬局38店舗、ドラッグストア併設調剤薬局417 店舗の計455店舗に拡大した。

 2026年5月期の連結業績については、売上高で7.5%増の4,915億円、営業利益で6.5%増の241億円、経常利益で6.3%増の249億円を見込み、増収増益の決算を計画した。

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