ライフ、本決算は堅調に増収増益を達成


 ライフコーポレーション(大阪府)が4月10日に発表した2025年2月期決算(連結2024年3月1日~2025年2月28日)は、営業収益が前期比5.0%増の8,504億円、営業利益が4.8%増の252億円、経常利益が5.0%増の262億円、純利益が6.0%増の179億円となり、売上高・利益ともに堅調な伸びを達成した。

 連結財政状態については、総資産が188億円増の3,060億円、純資産は15億円増の1,384億円、自己資本比率は2.5ポイント落として45.2%となった。

 小売事業については、営業収益が5.0%増の8,502億400万円、売上高が5.0%増の8,188億9,200万円、セグメント利益が 5.1%増の258億2,100万円。部門別売上高では、生鮮食品部門が6.0%増の3,597億9,600万円、一般食品部門が4.9%増の3,669億1,400万円、生活関連用品部門が2.5%増の693億3,700万円、衣料品部門が1.3%減の228億4,300万円となり、売上高構成比の大きい食品部門が高い伸びを達成した。

 新規店舗は、池袋三丁目店(東京都)、ビオラルみのおキューズモール店(大阪府)、ビオラル国立駅前店(東京都)、ソコラ所沢店(埼玉県)、目黒八雲店(東京都)、松ヶ崎店(京都府)、吉祥寺駅前店(東京都)、芦屋呉川町店(兵庫県)、さいか屋藤沢店(神奈川県)、東天満店(大阪府)、枚方大橋店(大阪府)の11店舗で、2店舗を閉店。

 既存店舗は、高井田店、西九条店、千川駅前店、神戸駅前店、南津守店、さいたま新都心店で、「BIO-RAL」商品や冷凍食品・手づくりパン・惣菜などの品揃えを拡充する改装を実施。新規出店、ネットスーパーの拡大、「BIO-RAL」などのPB商品の強化、鮮度・おいしさを追求した商品施策などを進めたことで、営業収益407億円増につなげた。

 一方、新規出店に伴う賃借料などの各種物件費の増加に加え、人への投資・処遇改善などに伴い人件費は増加したが、コスト最適化の取り組みを推進。カイゼン活動による生産性の向上にも取り組み、販管費を営業総利益の120億円増を下回る109億円増の2,612億円にとどめたことで、営業利益は11億円増加した。

 2026年2月期の連結業績の予想については、営業収益で4.1%増の8,850億円、営業利益で1.7%増の257億円、経常利益で1.1%増の265億円とした。

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