ライフ、カスタマーハラスメントに対する基本方針を発表
ライフコーポレーション(大阪府)は2月28日、従業員の人権を守り、健全な就業環境を確保するため、カスタマーハラスメントに関する基本方針を策定した。
同社は「お客様からも社会からも従業員からも信頼される日本一のスーパーマーケット」を目指し、顧客の声に応え、意見や要望への対応、商品やサービスの品質向上・改善に取り組んでいる。
しかし、一部の顧客による暴言・暴行・悪質な要求といった迷惑行為(カスタマーハラスメント)が発生しており、従業員の人権を侵害し、就業環境を損なう要因となっている。これらの行為から従業員を守り、安心して働ける環境を整備するとともに、顧客サービスの向上を図るため、基本方針を定めた。
基本方針では、厚生労働省のガイドラインを参考にカスタマーハラスメントの具体例を示し、暴力や威圧的な言動、長時間の拘束、不当な要求、無断での従業員の撮影・録音などを対象行為として定めた。
対応策として、社内相談窓口の設置や従業員研修を実施。カスタマーハラスメントに該当すると判断した場合は、取引の停止や店舗への出入りを断ることもある。さらに、悪質な行為には警察や弁護士と連携し、法的措置を講じる方針を示した。