マミーマート、第1四半期は2ケタ増収・減益も計画内
マミーマート(埼玉県)が2月14日に発表した2025年9月期第1四半期決算(連結2024年10月1日~12月31日)は、営業収益が前年同期比15.1%増の461億2,400万円、営業利益が2.9%減の20億7,000万円、経常利益が5.1%減の21億9,100万円となり、2ケタの増収を達成するも減益となった。
第1四半期のスーパーマーケット事業については、売上高が15.4%増の454億1,500万円、セグメント利益は3.7%減の20億3,800万円。既存店売上高の8.1%増に加え、新規出店の売上高が上乗せとなり好調に推移した。
減益については、「先行投資フェーズ」を掲げる中期経営計画(2024年9月~2026年9月期)の2年目として、将来の収益力拡大に向けた先行投資を実行したことが主な要因。第1四半期は、2店舗の新規出店、既存店1店舗の改装を実施し、前年同期に行った既存店2店舗の改装を上回ったが、設備投資と出店関連費用が増加した。
従来から取り組んでいるローコストオペレーション運営の施策である、LSP(Labor Scheduling Program)やRPAなどのデジタル関連における投資も進め、人員の適正配置の精度をあげた結果、人件費率は適正に推移した。
第1四半期の経営成績は計画を上回る進捗となり、2025年9月期連結累計期間では、予想した営業・経常減益から増益に向けて施策を講じていく。
なお、2025年9月期の連結業績については、営業収益で15.1%増の1,850億円、営業利益で2.9%減の62億5,000万円、経常利益で3.7%減の67億円、純利益で0.3%増の47億5,000万円を計画している。