ジェイアール東日本都市開発(東京都)は11月19日、JR京浜東北線「さいたま新都心」駅に直結した複合賃貸住宅「ekismさいたま新都心」を2025年夏に開業すると発表した。
JR東日本グループは、2027年度までに6,000戸の住宅展開を目標に掲げており、駅や駅ビルに隣接、または駅徒歩1分以内の駅直結型立地で、利便性の高い商業施設や公共施設を併設する複合賃貸住宅ブランド「ekism(エキスム)」を展開している。「ekismさいたま新都心」はその第2弾にあたる。
計画では、1~4階に日常使いがしやすいカフェや高品質なスーパーなどを含む商業施設を配置し、5階には埼玉県が運営するイノベーション拠点「渋沢MIX」、6~10階には主に単身世帯やディンクス世帯を対象とした賃貸住宅を設ける予定である。駅と施設はペデストリアンデッキで直結し、利便性を向上させるとともに地域の賑わいを創出する。
「渋沢MIX」は、企業やスタートアップ、大学など多様な組織が集い、イノベーションの創出を目指す場として設けられる。その名称は埼玉出身の実業家渋沢栄一にちなんでおり、人と企業を結びつける象徴的な拠点となることを意図している。
建物の設計は成瀬・猪熊建築設計事務所が監修しており、プライバシーの確保と地域の賑わいを両立させるデザインが採用されている。「ekism」は駅直結型の利便性を最大限に活用し、住む人、働く人、訪れる人それぞれの暮らしをより豊かにする新たな住まいの形を提案する。
【施設概要】