ハンズマン(宮崎県)が11月11日に発表した2025年6月期第1四半期決算(非連結2024年7月1日~9月30日)は、売上高が前年同期比16.8%増の86億4,600万円、営業利益が84.0%増の2億3,000万円、経常利益が68.5%増の2億8,900万円となり、売上高・利益ともに大幅に回復した。
第1四半期は、商品改廃のスピードアップを図りながら売場改装を推進し、DIYアドバイザーの増員に向けた実技研修会を積極的に開催するなど、品揃えの強化や接客力向上のための施策に取り組んだ。
8月に発生した地震や台風を背景とする防災関連用品の需要増もあり、既存店売上高は前年同期比2.4%増で推移。全店ベースの来店客数は11.0%増、客単価が5.3%増と伸長したことで、2ケタの増収を果たした。
利益については、松原店の稼働に伴う店舗運営費用の発生や、既存店を含めた人件費・光熱費の増加で、販管費は10.6%増(2億4,200万円増)となったが、増収による売上総利益3億4,700万円増が販管費を吸収。営業利益を1億500万円増やした。
2025年6月期の業績については、売上高で5.2%増の358億8,000万円、営業利益で49.5%増の13億円、経常利益で43.3%増の15億6,500万円と、高い伸びを計画した。